三宅洋平さん(前半のまとめ)

野呂美加さんのおはなし「助けようという愛がなければ」を終えて

野呂美加さんから三宅洋平さんへバトンタッチ

 

本当に今日はですね、森ゆうこさんお迎えしておりますので、ちょっと一回三宅さんにマイクを渡して、森さんのお話もみなさんお伺いしたいんじゃないかと思いますんで、一度ここで、一回ちょっと前半のまとめをお願いします。(野呂)

はい。朝からすごい勉強をしました。僕はなんか勉強する人の代表としてここに座らされているんだなという事がよく分りました。

 

いろいろあるんですけど、最後のベラルーシが、僕もかねてから疑問だったのが、ベラルーシがサナトリウムに子どもを1年に26日とかなんか期限を設けて送っているとかっていうのは、2011年の段階でもう多くの人が知ってたと思うんですけど。じゃあ何で日本はそれが出来ないんだっていう根源的な疑問が、ずっと答えが得られなかったので、国会議員になって聞くしかないなと思って立候補した、100個ぐらいの理由の1個なんですけど。

 

もちろんこれをやったら経済的に国が潰れちゃいますよって部分もあると思うんで、それはそれこそ各省庁が連帯して話し合っていくしかないことだと思うんですけど、到底そういう連携が取れる日本国の政治の状況じゃないです。今後やっていかなきゃいけないんだなと思いました。

 

福島原発訴訟というのが皆さんもご存知だと思うんですが、福島県と隣県の人たちが原告になって裁判、1万人の原告団を形成しようとしているんですが、それを引っ張っている馬奈木弁護士さんにお話を伺った時に、ハッとさせられた言葉があるのですが、これは最後に野呂さんが言っていた事と共通します。何をしたくてこの裁判をするのかと言うと、国と東電の法的責任を追及するっていう、ものすごく第一義的な。そう言えば僕らはこれを本当にやってたっけ?っていう。国と東電の法的な責任てまだ全然追及されてないんですよね。だからやっぱ賠償の問題も、それからこの国がどこまでケアするのかという問題も、僕らが国と東電の責任を追求・・・そういえばあんまりしていなかったなと思って。だから一丸となってどうやって僕らが国と東電に責任を追及して、しかも国が破綻するような責任の追及の仕方ではなくて、国も維持しながらどこまでができるのかを現実的に探っていかなきゃいけないなと思いました。

 

ベラルーシがなぜ今ここまでやっているかと言うと、被害が顕在化した5年後を経たからだと僕は思います。いろいろお話伺ってきて、やっぱり5年目までは「何言っちゃってるの?」っていうふうに言われていた意見もたくさんあり、今で言う「危険厨」「安全厨」っていうぶつかり合いがあったと思うんですね。既存経済を守旧派と言いますか、守らないといけない人たちはそれはそれで多分必死に色々な論説を打ち立てて、今もいますけど日本でも。ベラルーシやウクライナやロシアでも同じだったと思うんですね、聞き及ぶところでは。

 

それがもう分かってる以上、本当に食べ物のことに関して「内部被曝って何なのか?」という教育を、大人も子どもももう一回ちゃんとしなきゃいけないし、こういうことをわーわー言ってる僕ですら、ごく最近岩波ブックレットの矢ケ崎克馬先生の『内部被曝』という本を改めて読んで、あっ忘れてたって事がいっぱいあったんですね。だから常に忘却との戦いでもあるし。またそういう機運を今日ひとつ生み出していけたらなぁと思っています、はい。3分でまとめろという指示が来たので、ここで感想でした。

 

もう一度紹介します。森ゆうこさんです!よろしくお願いします。

 

三宅洋平さん、前半のまとめありがとうございます。

次は前参議院議員の森ゆうこさんが登場です!

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