省庁交渉(1)

私たちと一緒に内部被曝から子どもを守ってくれますか?

うるとらサポーターズ:

 

はい。東京都から来ました。武笠と申します。今回うるとらサポーターズということで、ここに並んでいるお母さんたちと、一緒に、みなさんに伺いたいことを、事前に山本太郎議員の事務所でお願いをして、質問を出し、さらにまた今日たくさんのみなさんと情報を共有して、こういうことを考えてくださいということでこの場を設けていただきました。

 

今、福島のお母さんからもお話がありましたけれども、福島だけじゃなくって東京でも神奈川でもとにかく、避難された方もその先々で、この給食のことについては、毎日食べるものということで本当に辛い思いをしている。全員とは言いませんけれども、辛い思いをされている方がいるのは確かだと思います。今、私たちが一番伺いたいというか、心配していることを、今回は手分けをして質問をさせていただきたいと思います。

 

今、野呂さんの方から地産地消の問題のお話がありました。これは、私が書いた質問は地産地消ではないんですけれども、昨年12月6日付けで、文科省の方から出されました、事務連絡ということで各都道府県の教育委員会に向けて通知されました「国産しいたけの使用について」ということについて質問をしたいと思います。各省庁の方におうかがいしていこうと思うんですけれども、まず・・・

 

司会 野呂美加さん:

 

ではすみません、マイクを置かせていただきました。こちらは、文部科学省の方ですね。

 

質問の目的はですね、方向性として「ある程度被曝しても仕方ないんじゃないか」とういう方向性をお持ちなのか、「できるだけ内部被曝を子どもたちの場合は避けていこうじゃないか」という、その方向性を、国の持っている方向性についてを確認させていただきたかったんで、省庁のみなさんにちょっとお答えしてくださいということです。

 

で、まず文部科学省の方、どなたかお願いします。

 

ごめんなさい。まず、この質問を始める前にですね、それぞれの省庁でお一人ずつで結構ですので、これから私たちがいう子どもたちの給食に関して、一緒に子どもたちを内部被曝、具体的に「内部被曝」から一緒に守っていきましょうと思っていただけるんでしょうかということを最初にお伺いいしたいと思います。それぞれの立場で違うと思いますが、その辺一言ずつ伺いたいんですけれども、よろしいでしょうか?

【文部科学省】

文部科学省学校健康教育課学校給食係長を担当しています関口と申します。どうぞよろしくお願いいたします。座ります。

 

私は、学校給食を担当しておりまして、まあ、あの、放射能に関してということで、食品の安全につきましては、あの、厚生労働省の方で決めていただいてご存知のとおりということで、食品の基準値でございますけれども、そちらの基準値に基づいてということで、あの、われわれはですね、あの、それに従って、まあ、やっていくと、施策をやっていくということになっていまして、出荷段階における検査というのが行われており、基準値を超えるものについては出荷制限との措置がなされると認識しておりまして、その上でですね、学校給食に関しましては安心のためにということで学校給食に関する検査を実施していると認識しているところで、ございます。

 

え、こちらについてですけれども、まあ、あの、学校給食に関してですけれども、これまで我々の方で、国が関与しているようなところでの検査につきましては基準値をこえるような、えー、ものについては出ていないと把握しているところでございます。もちろん、あの、まあ、より少ないということに、それに越したことはないというところではございますけれども、まあ、よりですね、まあみなさんのニーズに答えられるような、そういう風に考えていくべきものだと思っております。どうぞ、よろしくお願いします。

【厚生労働省】

厚生労働省食品安全部基準審査課の福元と申します。よろしくお願いいたしします。

 

まあ、子どもたちの安全を、食品の安全を、守らなくてはいけないというのは当然の基本であります。

 

えー、あの自然、地球上には、自然放射線というのがありまして、調査によると、我々、まああの、自然放射線というのが年間0.99ミリシーベルトと聞いておりますので、まあ食品における放射線線量は、これ、追加線量という形になるんですが、これはできるだけ、追加線量は減らす、もちろん、追加線量はないに越すことはありませんけれども、これをできるだけ減らすという方向で、あの、おります。

 

【消費者庁】

消費者庁消費者安全課の石川です。よろしくお願いします。

 

あの、難しい質問だと思うんですけれども、まあ消費者庁は食の安全を司る部署の一つとして、えー、本格的に活動してますけれども、あのまあ、食の安全、トータルでまあ見ますとので、まあ、農薬、添加物ですとか、まあそういった危害要因の一つとして、この放射性物質についても取り組んでいるところです。

 

えーと、今までの部署のお話と同様に、まあできるだけ下げてくっていうのは当然だと思われます。ただ、どこかのところで一定の安全基準が引かれますので、我々としてはそれに従ってですね、関係省庁と連携して消費者の不安や、不安対策、そういったところにやっていきたいと思っております。

【復興庁】

復興庁の阿部でございます。

 

復興庁としましても、直接的に実施する案件ではないんですが、やはり安心の問題ということで、被災者の不安を解消するという立場で、しっかり、あの、やっていきたいと思います。以上です。

【農林水産省】

農林水産省消費・安全局の道野と申します。よろしくお願いします。

 

えー、農林水産省といたしましては、あのー、国の安全基準に基づいてクリアできるものを、流通できる(?)体制というものを生産段階で取っていくことが、一番大きな課題であります。で、そのとおり実施しているわけでありますけれども、えー、更に申し上げると、えー、現物生産現場ではですね、やはり、100じゃあというのは当然あってですね、もっとそのう、少しでも低くしようということで、吸収抑制の措置であるとか、たとえば先ほど話にあった牛乳であれば、干し草の管理ですとか、そういったことを生産者サイド、それはあのう、少しでも下げようということでですね。

 

実際にも、もうほどんどの農産物が今検出はないわけですけれども、えー、そういったことの支援ですかね、そういうところも、やっておりますので、そういう生産者の努力だとか、農水省の対応ということについてもみなさんにお伝えしていきたいというふうに思っています。よろしくお願いします。

 

うるとらサポーターズ 武笠:

 

ありがとうございます。とても安心しました。みなさまが、子どものことを考えていてくださって、先ほどおっしゃっていただいたように子どもたちを守るために力を合わせていい方向が見つかると思っています。

 

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